最終更新日:1999年11月12日

1999年10月から11月
フレデリック・エリクソン(Frederick Erickson)
連続ワークショップ・講演


UCLA大学教育研究科のエリクソン先生が、富山県立大学のドミニク・バデューチを代 表とする科研グループの招聘によって10月の終りから来日されました。来日期間中に上 記科研グループ主催のワークショップならびに日本認知科学会教育環境のデザイン分 科会(DEE)主催の講演会を行ないまました。お忙しいなかお集まりいただき、議論に参加 くださった方々に感謝いたします。[西阪記]

   エリクソン招聘委員会:
    ドミニク・バデューチ、上野直樹、有元秀文、茂呂雄二、西阪仰
 

日程


フレデリック・エリクソン(Frederick Erickson)氏について

 エリクソン先生は、AERA(アメリカ教育学会)編集のHandbook of Research on Te achingの質的分析のチャプターを執筆されていることから分かるように、教育および 学習過程の質的分析の第一人者であります。言葉のエスノグラフィーや談話分析の方 法で、面談場面においてカウンセラーと来談者の相互行為が作り上げるリズムの分析 で広く知られています。アメリカの言語関係のワークショップでは、音声映像資料に 合わせて自らタクトをふってリズムを実感させるという楽しい講演で知られています。

 また最近はヴィゴツキー派のアイディアと相互行為分析の観点の接合をめざしてお られます。この方面の新しい展開もうかがえると期待できます。[茂呂 雄二]


エリクソン氏の関連図書